小説ブログ本編でも度々出てくる投資顧問を利用したトレードの話です。
無料メルマガや有料会員、2013年あたりからここ7年で様々なものを試してきたので参考になればということで経験のまとめとして読んでいただければと思います。
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投資顧問との出会い
2013年5月末。初の億達成から崩れ落ちた後にバイオベンチャー上場相場で奇跡の復活を遂げている最中のことでした。小説本編37話前後です。
再び専業になることを決めていたこともあり、気合いを入れる意味でもと週末のとある株セミナーに参加しました。
新生ジャパンという会社が主催するセミナーで、前池さんという人と大岩川さんという人の全体相場や個別株の動向についての講演を聞きました。
個別株の話の時に、前池さんがたまたま俺の持っている勝負銘柄のCバイオについてまだまだ上がると恐ろしいほどの熱弁をしていて握力が高まりました。
結果実際Cバイオが爆上げしたことで前池さんと前池さんが代表である新生ジャパンという投資顧問に興味を持ち無料メルマガ登録をしました。
有料情報への投資
その後自分のトレードが再び不調になったころ有料商品の購入もしてみました。
IPOセカンダリーの情報で大きく利益を取らせてもらえて、それをきっかけに次々と有料投資顧問を試していきました。
マエストロの株式ボナセーラ、トリプルエー投資顧問、フィスコ特選銘柄レポート、早見雄二郎さん、杉村富生さん、アルプス投資顧問、DTC、太閤、株マイスター など。
良い噂を目や耳にしたらとりあえず試しました。
なぜそんなに色々試していったかといえば、最初の新生ジャパンを筆頭にいくつかではそれなりに良い思いをさせてもらえた経験があったからです。
もっと良い有料情報を求めて飛び移っていきました。
勢いがあって熱いところもあれば、全然使えないところもありました。
しかしその後ツイッターでの銘柄選定がしっくりハマってそれ以降も色々な銘柄選定方法を見つけていきました。
それにつれて投資顧問の情報に頼ることは減っていき、ここ最近では有料情報を使うことはほとんどなくなりました。
投資顧問に入会しようか迷っている人や銘柄選定方法を模索中の人に少しでも参考になればと思い、経験を重ねた上での考察をまとめてみます。
旬な短期銘柄を教えてくれる
動きや出来高増が生まれている銘柄を知ることができます。
さらに会員数の多い投資顧問からの情報であれば、情報を見た参加者が増えてさらに動きは大きくなります。
ある程度腕があるトレーダー前提でいえばその銘柄でのトレードはやりやすいはずです。
ハイレベルなトレーダーしかいない戦場(銘柄)での闘いよりも、同じかそれ以下のトレーダーが集まる戦場で闘う方が分が良いからです。
旬なテーマ・セクターを教えてくれる
それぞれの顧問独自で銘柄研究やニュース研究をして、話題になっている(なりそうな)旬なテーマを追っているようです。
盛り上がるテーマ株に疎い人やテーマの見つけ方がわからない人は最近のテーマを知れるだけでもメリットがあります。
また、多くの銘柄が存在するテーマの中から、良いと選んだものや様々な情報が飛び交っている銘柄を選んで推奨してくれることが多いので狙い銘柄を定めやすい。
たとえば5Gというテーマは今や大量の銘柄が関連銘柄として名を連ねています。
株探などで探すと数十銘柄出てきてどれを買ったり監視したりすればいいのかわからない。
ある程度会員数のいる投資顧問が無料で配信した銘柄などはそれだけでまず参加者が集まり、それをきっかけに動くことでテーマ株として監視に入れていた人の目に留まり、参加者はさらに増え人気化することがあります。
1つの銘柄でトレードチャンスは多く生まれる
視聴数の多い情報(たとえば人気の投資顧問の無料情報)の銘柄であれば通常より大きい波が生まれます(いわゆるオーバーシュート)。
当たっている旬な投資顧問前提で書きますが、エントリーポイントをまとめてみます。
1.ザラバ中の銘柄配信の即乗り(超短期)
スピード勝負に自信がある人はまずこれが一番最初のチャンスです。ただし、その投資顧問の情報が即乗りするに値するかどうかを充分に検討してからの方が良いでしょう。
2.即乗りして失敗した人の損切り押し目待ち(超短期)
銘柄が配信されてすぐに急騰してしまった場合は押し目を待ちましょう。急騰ジャンピングキャッチで買ってしまった人のブン投げ損切りが降ってくれば深い押し目がすぐに来ることもあります。
3.大幅上昇銘柄の天井打ち空売り狙い
推奨銘柄が大ヒットして大幅上昇になった場合。上がっていく過程で強気な追加配信などもあり、初心者購読者などは調子に乗って買い増したりもします(俺も・・)
大量の個人の買いを集めてうまく上昇していった銘柄が天井を打つ時は空売りの狙い目です。天井を打つ時のテクニカルは勉強や研究や勉強を積み重ねましょう、でも利確指示などを配信してくれるところもあります。
利確指示で購読者が売り始めることがきっかけで天井を打つわかりやすいパターンも実際にあります。
4.下落後のオーバーシュート狙いの逆張り買い
大量の個人を巻き込んで大幅上昇した銘柄が天井を打った後は通常より大きな下落が待っていることが多いです。大きな上の波の後には大きな下の波が来ます。
空売りで取れれば一番美味しいかもしれませんが、空売りが苦手な人はオーバーシュートで下がったところを逆張り買いで狙うのも良いでしょう。
ただし中途半端な押し目買いはそのまま下に沈められるリスクが高いので、大きな下落の波を想定していつもより深い位置での買いを狙いましょう。
投資顧問情報を利用する上での注意点
1.旬な時期の感覚を引っ張らない
ツイッターの殿様イナゴなどと同様、投資顧問にも絶好調な旬な時期というものがあります。人にオススメされて会員になってみたら本当にズバズバ当たる!ここの情報だけで勝てる!なんて思った経験俺にもありました。
しかしその後だんだんと当たらなくなってきて、その後結局やめてしまいました。1つの情報源の力を過信し続けるのはどんな対象でも危険です。常に疑い、脳内での期待値のアップデートは忘れてはいけません。
それに付随していえば、よく過去実績がデカデカと載っていますがそれを鵜呑みにして「次の情報銘柄も同じくらい上がるのかな」などと期待するのは禁物です。
2.地合いの悪い時期は消極的に(むしろ空売り狙いでもいいかも)
地合いが悪い時でも銘柄の配信があったりします。しかし地合いが悪い時に投資顧問銘柄配信での上げがあってもその後他トレーダーの買いは続きにくいし、元々のホルダーは「地合い悪いのにラッキー、絶好の利確タイミング」と手放しがちです。中期ホルダーの売りを短期トレーダー(購読者)が買ってしまいその後買いが続かず株価が下落すれば、短期トレーダーのブン投げで需給は悪化し株価は元の位置より下がることもあります。投資顧問の仕事は契約を続けてもらうことなので意図的にハメコミをするとは考えづらいのですが、地合い悪い時に情報銘柄に飛びつくと「ハメコミじゃねーか!」と思うようなこともしばしばあります。それであれば空売り狙いが有効になることもあります。ザラバ中に銘柄が配信されて、購読者というイナゴが集まりプチ急騰がありその後買いが続かなかったり買ったイナゴの売りっぽい注文が目に付き始めたら空売りです。
プチ急騰がない場合でもイナゴ買いのような注文がアルゴ売り注文に吸収されているような動きを見ることができたら、イナゴ買いが収まったところで売りを狙ってみるのもアリです。いずれにしても、買い専門のトレーダーであれば地合いが悪い時の投資顧問情報の期待値は低いと心得ておきましょう。
無料情報が熱い
1.投資顧問の仕事の1つは新規客獲得
もちろん、有料会員になったお客さんにそのまま継続してもらうことも大事なので有料情報にも力を入れているはずです。しかし有料会員を新たに獲得することも同じかそれ以上に大きな仕事です。そのための一番大きな材料は無料情報の質なのです。数ある投資顧問の中から口コミや雰囲気だけでいきなり有料契約をするのは失敗を生みます(俺自身たくさん失敗してます)。賢い客はまずは無料会員になり様子を見たり実際利用して検証します。わかりやすい推奨をしてくれるか。良いタイミングで推奨してくれるか。調子が良い投資顧問かどうか。
それゆえ投資顧問側もまずは無料情報の質に力を入れているのだと思われます。
2.読者数が多い
当たり前のことかもしれませんが、有料契約している人よりも無料情報だけ登録している人の方が多いです。実際何度も有料情報を試した俺ですら、無料登録をした数の方が多いです。お金を出して買った情報に比べて「乗らなきゃもったいない!」という狼狽買いは起こりづらい気はします。
しかし、監視銘柄に組み入れたり注目度が高まるという観点でいえば無料銘柄の方が上だと思います。
この読者数の影響の観点で過去に面白い経験があります。ある投資顧問の無料情報があまりに当たるので、一番下のランクの月3万円の有料契約をしました。するとその情報もめちゃくちゃ当たるのです。そして宣伝文句にそそられ、ついに1か月10万円という高額コースの契約をしてみました。無料情報も月3万円も月10万円ももちろん全部同じ投資顧問です。しかしなんと月10万円の情報が全く熱くなかったのです。中期銘柄ということで週1銘柄ほどのペースで配信されていきましたが、来る日も来る日も高額コースで配信された銘柄だけは全く動かない・・
無料情報と3万円コースは熱いのに、10万円コースは全然熱くない。たまたまこの投資顧問だけに該当する現象なのかもしれませんが、他の情報が熱いのに高額コースだけショボすぎる。
恐らく読者数の多さ少なさが影響しているのではないかという結論に至り、10万円コースはすぐに解約しました。
まとめ
地合いも不安定なため現状は文中にも書いた新生ジャパンという投資顧問と株エヴァンジェリストという投資顧問の無料情報を読んでいます。
他も含めて常にアンテナを張っては魅力的に思えたものは有料でも買ってみるという姿勢は今もそのままです。昨年末も1件、今年に入ってからも2件の有料情報を購入しました。
有料・無料を問わず、投資環境や情報環境の変化は新しいトレードチャンスやアイディアを生むツールとして今後も活用し続けていくことになると思います。
俺の愛用している2サイトはこちらになります。