少ない資金のうちはスイングトレードを完全にやめてデイトレードに集中するべき。
俺にとっての永遠のテーマだが、何度やめようとしてもやめられないスイング。
しかしうまくいき大きく勝てたこともあるからこそやってしまうわけだし、経験も積み重なっている。
やめられないのであれば改めてスイングにおいて俺がやるべき行動を整理して極めていこう。
前回のお話はこちらです
第43話 デイトレードで月50万円を稼ぐ!
株口座残高39万円からのスタートとなった2014年5月。 客観的に見ればかなり追い込まれた状況だったが、ポジティブに前を向いていた。 前回のお話はこちらです 専業トレーダーとして「出金」 ...
ヘタクソ順張り短期スイングからの脱却
スイングトレードでのやるべき行動のルール。
俺に限ったことかもしれないが、結論は「一泊且つ午前中に売る」だった。
つまり、スイングをしても2日以上持ち続けないということだ。
資金が増えて調子に乗って失敗してきた多くのパターンは長くダラダラ持ち続けて大損になるというパターンだ。
最近の例でも、とある超低位株を長く持って失敗していた。
40円で買い、翌々日に51円まで上がったが利確をサボり欲張って持ち続けた。
そのままグングン上がっていくと読んでいたが、51円をつけた日の午後には下落に転じて39円で引けた。
そしてその翌日に37円まで下がったところで損切りとなった。
しかしその3日には82円まで上がった。
82円まで上昇したことから客観的に見れば「51円で売らなかったのは正解で、37円で損切りしたことがもったいなすぎるミス」ということになる。
しかし俺は順張り脳の短期トレーダーなのでそこまで持ち続けることなど不可能なのだ。
実際一旦急騰して下がった銘柄がもう1度勢いを取り戻すかどうかはわからないし、取り戻すとしてもその仕掛けのタイミングを完全に読むことは俺には無理だった。
つまり俺においては「51円から上げの勢いが止まり下げ始めた時に一旦利確できなかったことが痛恨のミス」だったのだ。
昔から意識している株価の上下の波。
順張りトレーダーである以上、上昇の波が一旦終わるまでには、遅くとも下落の波が始まる時までには逃げ体勢に入らなければいけない。
買う時は順張りつまり上がっている途中で買うのに欲張って長く持ちすぎてしまう俺の行動は明らかに矛盾を抱え間違っている。
これが「2泊以上のスイングは捨ててデイトレか1泊スイングに徹するべき」という理由の全てだった。
俺のイン・アウトの傾向的に長時間持つということは非合理的で分が悪い勝負になる。
狙い通りの一発目の上の波が来たときに売らなくてはいけない、少なくともその波が完全に引いてしまうまでにはカタをつけなくてはいけない。
以前からブログでも「勝ちはサクサク、負けはダラダラ」という自分的格言を書き続けていた。
順張りトレードにおいては、買ってから売るまでのスピード感・緊張感が勝負を分ける。
順張りのメリットは利確までの時間が短いという効率性にある。
下がり始めて含み損をダラダラ抱え続けるのが悪手なのは言うまでもないが、含み益が増えていくのをダラダラ利確せず欲張って持ち続ける行動も多くの失敗を生んでいた。
毎日ブログに反省と対策を書き続けてきたゆえ今気づいたことというわけではない。
しかし、
・去年のアベノミクス相場での成功
・2回目の億トレ達成となったバイオベンチャー上場相場
・一瞬の復活を見せた12月のIPO相場
これらの順張り爆益体験が俺の変化を邪魔していた。
とても難しいが、相場は常に変化する。
それに対応してトレードも変えていかなくてはいけない。
去年大成功して爆発的に資産を増やしたやり方が今年は逆に負けの原因を生み続けている。
とはいえ5月も6月も数十万の少ない資金からは大きく且つ安定して勝つことができていたんだ。
相場の良し悪しに依存せずに勝てる部分的な実力が身についている面はある。
それならばその部分に徹底的にフォーカスしてやっていこう。
そんな意識からのルール設定だった。
新ルールは実践し続けられたことですぐに実を結んだ。
8月初めにデイトレで熱くなり100万円負けの日を作ってしまったものの、その後は順調に行き続けた。
8月中旬約100万円の残高から8月後半は50万円勝ち、9月はなんと553万円勝ちという大勝利を収めた。
出金も、8月は未達だったが9月と合わせて月100万円ペースにしっかり持っていけた。
去年は派手な大勝ちもあり大金を出金できたこともあったが、入金もしてしまった上に年後半の7月以降は0円だった。
今年専業に復帰した後は株口座残高は苦しいスタートとなったものの、定めた出金目標に対してはしっかり食らいついている。
その結果なのかトレードも向上してきた。
「増やす」という大ざっぱな意識だった去年に対し「稼ぐ」という明確な目標出金額を定めた今の方がしっかりとやれている。
生活的なお金に追い込まれた専業トレーダーに身を投じたことで少しずつうまく回り出したのかもしれない。
1度目の専業生活が大失敗に終わった経験も今になって活きたのかもしれない。
今やっと株トレーダーとして勝ち組への軌道に乗りつつある!・・・ように思えた。
翌日から地獄の1年が始まるとも知らずに・・・