2015年12月、41万スタートから2100万勝ちという奇跡的大勝利をもぎ取った。
2年間、勝って資金が増えては調子に乗ってすぐ減らしを繰り返し、くすぶり続けてきた俺が11月後半から12月にかけてなぜ変われたのか。
前回のお話はこちらです
第58話 止まらないテーマ株相場と俺
2015年12月25日。 大勝負となったTHDGSというクソ株との闘いに勝利し口座残高は約1200万円。 クソ株は俺が売った後も大暴騰を続けるが、それは引き続きテーマ株中心の地合いの良さも意味していた ...
トレードに対する自信・安定したメンタル
まずは長く続いた俺の負け要因について。
資金が増えていくと調子に乗って必ずどこかで大ヤラレするのが続いた。
これは資金が大きくなると今まで満足できていた利確額だと物足りなくなったり損失にも鈍感になることが原因だったと思う。
一気に資金が増えてきたことで調子や地合いの良い今のうちに増やさなくては考えてしまう。
そのままのペースで増えていくことを皮算用したり妄想してしまい感覚が狂っていく。
少しの勝ちで満足できないのだから損切りで後退することも許せず、損切りが致命的に遅れる。
そしてその次の段階は、負け始めて資金が減っていくと熱くなって取り返しに行ってエントリーが強引になり、利確や損切りの判断はさらに遅れる。
トレードにおける全てのタイミングがヘタクソになるのだ。
ここまでは昔から同じだがこれに加えてさらに、
「早利確は意識が根付いてきていたため大勝ちやストップ高持越しが極端に少なくなったのに対して、メンタルが壊れると損切りはできない」
という新たな弱点も生まれて定着してしまっていた。
その結果いつしか利小損大トレードが染みつき、元々の自分の長所も失った。
技術的に自分史上最弱なヘタクソトレーダーになっていたのだ。
この点を自覚し始め、何度も再確認できてしまったことが今後続けていくことに対してネガティブになってしまった最大の要因だった。
しかし11月に兄のアドバイスをきっかけにトレード手法を大きく変えたことで勝ち癖がつき、相場で優位に立てた気分になれたことでメンタルも改善した。
監視銘柄選びやトレードの変更点は以前に書いた通りだ。
2年間続けてきたテクニカルチェックでの監視銘柄前日準備を一切やめて、ツイッターを利用した銘柄選びに徹底した。
材料株やテーマ株について書いてくれる人や影響力のある人をたくさんフォローして、引け後から翌朝までのタイムラインを全て残らず読み、監視に据える銘柄を拾っていく。
テクニカル関係なく個人が集まってきそうな旬な銘柄に絞ったということだ。
ではこれによってなぜこんなにも急激に変わることができたのだろうか。
今まではテクニカルを最大の根拠として銘柄選定をしてきたが、材料やテーマ性のない銘柄や旬を過ぎ去ったテーマの銘柄は、人・資金が集まっていない。
勝手な想像も混ざるが、人が集まっていない銘柄でのトレードは、その銘柄を牛耳っている大口・筋さんの操作に騙され餌食になることが多かったのではないだろうか。
テクニカルチェックで準備していた監視銘柄が噴き上がったところで買って高値掴みになることがとても多かった。
初動のような怪しい動きに気づいてもその後多くの人の買いが集まってくるかどうか自信が持てず慎重にウォッチしてしまい、急騰したところで反射的にジャンピングキャッチをして高値掴みになってしまうのだ。
また、押し目で買ったつもりがそのまま買われることなくダラダラ下がっていくのを持ち続けてしまうことも多かった。
前日準備の日足週足読みにしても当日トレードの分足読みにしても「大口の動向を読む」という要素が強く、今思えばかなり難しいことというか分が悪いことをやっていた気がする。
それに対しツイッターでの銘柄選定だと、
・初動の動きが観測できた時点で自信を持って速攻エントリーできる(多くの個人が注目しているためダマシが相対的に少ない)
・節目突破局面などで一気に伸びる
・失敗して損切りやむなしの場面でも押し目買いが入りやすいため大損のリスクが格段に低い
・持越し大成功の確率が大幅にアップ
12月最強地合いだったことは考慮しなければならないが、トレードしていてこのようなことを実感できた。
旬ではない銘柄は全ての項目が逆になるといえるだろう、そして以前はそういう銘柄で大きく負けてきたはずだ。
テクニカル準備は完全にやめたが、決して今まで積み上げてきたことが無駄になったわけではない。
前日準備に時間をかける習慣が身についていたことで今のツイッター準備も苦に感じず同じくらいの時間をかけられている。
トレードにおいても、大口読み要素の強いシビアなテクニカルトレードで一応生き残ってきたことにより、確率の高いエントリーや利確損切りのポイントが少しは身についた。
そのおかげで今も材料やテーマに頼りきって下げターンをダラダラ持ち続けることは少ない。
銘柄選定に関しては材料系に絞ったが、実際のトレードのタイミングなどの判断はやはり分足チャートや板の動きによる読みが役立つしむしろ重要だと感じている。
・トレードする銘柄の選定はテクニカルではなく材料・テーマ・有名人推奨などの個人の注目が集まる旬な銘柄に絞る
・トレードするタイミングは5分足や板読みなどの鍛え続けてきたテクニカル根拠を活用する
これを実践したら勝てるようになったのだ!
さあ、この最高潮の状況で新しい年2016年を迎える!
このまま突っ走るぞ・・・!