9月に色々試行錯誤を重ねて結果が実ったが、その後も苦戦の日々は続いた。
しかし12月は再び過去最高ともいえる絶好調となる!
前回のお話はこちらです
第40話 必死にもがく苦戦の日々
億り人挑戦の闘いの日々は終わった。 この後もトレードの日々は続いていくが、しばらくの低迷期を迎えることになる。 前回のお話はこちらです 数々の新たな試み 新興市場がずっと下がり続けたわけ ...
自己最長の12連勝
11月が終わった時点で資産は2000万円弱に減っていた。
6月のバイオベンチャー上場祭りの時に入金したことをきっかけに2つの口座を使うようになってしまっていたが、1つの口座はスイングホールドでもう片方の元からやっていた口座でデイトレを中心とした短期トレードをガンガン勝負していた。
短期口座は1日で半分になってしまったり3日で倍になったり相変わらずのジェットコースターを繰り返した。
12月に入ると再び爆勝ちの波に乗ることができた。
12月は毎年IPO銘柄が多数あるのだが、盛り上がりに欠ける年もあるが多くの場合そのIPO銘柄を中心に新興銘柄が活況になる。
この年も結果的に大きな盛り上がりのある年となり、そのIPO銘柄たちを中心に爆益トレードを積み重ねることができた。
短期口座は12月575万円スタートだったが年の終わりの大納会引けでは2675万円に達してフィニッシュとなった。
最後は9連勝で締めくくることができた。
5月以降は停滞していた例の証券会社によるランキングでは久々に上位を獲得した。
残念なことにこの月からランキングのルールが変わり、株の人が不利に、FXの人が有利になってしまったため60位だったが、株の人だけを見ると俺より上はほとんどいなかった。
以前のルールであれば初のトップ10入りは間違いなかったはずで、再び自信をつけることができた。
資産が増えることも当然嬉しいが、自分の成長を確信できた時が今後やっていけるという自信に繋がるため一番嬉しかった。
もう1つの口座は波に乗れず、結局総資産としては4000万円で2013年を終えた。
大勝ち、大負け、色々なことがあったが1年の結果としては充分満足できた。
そして最後の12月に大きな資産増とランキング上位獲得という結果になったことで2014年へ向けて大きな自信と期待に満ち溢れていた。
年は明け、2014年。
今年こそしっかりとした成長を成し遂げ勝ち組トレーダーの地位を築く!
資産は右肩上がりに着実に伸ばし、大負けをせずに安定したトレーダーを目指すんだ。
去年はそのための布石であり、ラストの9連勝は今年の無限の可能性を暗示していた。
初日から快進撃は続く。
12月の勢いはそのままだ。
年初3日で580万円も勝つことができた。
年末から合わせて12連勝となり、自分の過去最高記録を更新していた。
1か月近くもの間勝ち続けてしまったことでまた調子に乗り始めた。
今年の目標は週500万勝ちだ!と本気で思い込みブログでも宣言してしまった。
12連勝の後は勝ったり負けたりとなったが、1月23日から2月初めにかけて超絶的な爆負けを喫してしまう。
まず1月23日から4連敗で1400万円負け。
その後400万円勝ち、300万円負け、350万勝ちと踏みとどまる形で1月を終えたが、2月に入った瞬間久々の全体市場大暴落が来てしまった。
12月から続いたアゲアゲ相場から突然の暴落。
調子に乗っていた且つ直近の大負けを取り返そうとしていた俺の守備力は0で、漏れなくこの暴落を食らってしまった。
2日で1300万円を負けてしまったのだ。
9日間で2250万円を溶かしてしまった・・・。
お正月の自信や確信はどこへやら。
結局は全体相場の流れに乗って大勝ちできていただけだったのか。
全体相場に乗って大勝ちできるというのは大事なことかもしれない。
しかし全体相場が下がる時に同じくらい爆負けしていたら全く意味がない。
さらに俺の問題点はこの後だ。
大勝ちした後に大負けする、この直後はついすぐに取り返そうというメンタル状況になってしまう。
爆上げ銘柄に飛びついて高値掴みをしてしまったり、チャンスだと思うとありったけの信用余力を突っ込んで買ってしまったり。
とにかくハイリスクな勝負を突発的に発動させてしまうのだ。
今回も例に漏れず、またもや大勝ちと大負けを繰り返しながら資産を減らしていくターンに突入してしまった。
短期口座ももう1つの口座もどんどん資金を減らしていくことになった。
何をやってもうまくいかないので1つの口座を撤収して元々のメインの口座に集中したが、その時にはすでにほとんど残高は残っていなかった。
年末に4000万円あった総資産は減り続け1000万円に迫ってきた。
勝つための手法より、勝ち続けるためのメンタル、大負けしないメンタルが俺にとってはまず大事だと思った。
反省や対策の大半は自己分析に関することになっていた。
その中で「上を見てはいけない。下を見ろ」という対策が生まれた。
簡単に言い換えれば「攻めより守り」ということだ。
大負けした直後はすぐに取り返そうと攻めてしまう。すぐに○○円の資金残高まで戻したいと上の数字ばかりを見てしまう。
そんな時、俺はたいてい下を全く見ない。勝つことばかり考えてしまう。負けに対する守りの意識がぶっ飛んだまま攻め続けてしまう。
その結果またすぐに大負けトレードを生んでしまうのだ。
攻めよりも守りに意識を置く。
上の数字を見ずに下の数字を見る。
具体策として「1000万円の残高を割ったら500万円出金」というルールを自分に課した。
この策の結果は果たして・・・