他のトレードを封印したことで向上した既存ネタイナゴのパフォーマンス。
そしてここに新規ネタも加わるのだ。
2015年11月、ツイッターイナゴのスタートだ。
前回のお話はこちらです
第50話 高速イナゴへの道
トレードや準備の方向性も明確になりメンタルも完全回復。 完全なドン底を味わった直後でもはや失うものは何もない。 しかしこの最後のチャンス無駄にはしたくない! そのためには、やるべきこと・やると決めたこ ...
デイトレーダーのツイッター活用術
まずはどうすればいち早くチャンスを見つけることができて有利にイナゴができるかを考えなければいけない。
ツイッターの通知機能を使い、通知画面をすぐに視認できるようにスマホ台をセット。
さらにパソコンの1画面をツイッター用に使うようにする。
あとは殿様イナゴとして誰が機能しているのか、誰をフォローするべきか。
最初は狼ねえさんのみだったが、狼ねえさんが「フォローするべきトレーダー」を書いてくれたり、それでフォローした人のフォローやリツイートから飛んだり、芋づる式にチェックする人が増えていく。
それ以外にも、好材料が出た銘柄を素早く書いてくれる人を毎日自分で探す。
毎日好材料がきっかけで株価が急騰する銘柄がいくつかあるが、その銘柄名や銘柄コードをツイッター検索にかけて、その銘柄が噴き上がった時刻とツイートされた時刻を比較してみる。
「この人をフォローしてチェックしていれば今日のこの銘柄の急騰に乗ることができたのか!」
となれば早速その人をフォローして通知オン。
今までテクニカルチェックの前日準備に使われていた時間はそのような新殿様イナゴ探しに使われた。
ザラバ中はイナゴトレードに集中すると決めたから翌日の監視銘柄を準備する必要はない。
・・・と考えていたがすぐにその作戦は変更となった。銘柄数は減ったが監視銘柄のための前日準備はすぐに復活した。
しかし準備方法は大きく変わった。
テクニカルチェックではなく、ツイッターで話題になっている銘柄やテーマを翌日の監視に据えるというやり方に絞ったのだ。
つまり、ツイッターをザラバ中のイナゴトレードだけでなくトレードが終わった後の翌日のための準備にも活用することにしたわけだ。
株トレードで最も頼りにするもの活用するものはツイッター。
完全なるツイッタートレーダーの誕生である。
ただしトレードはあくまでイナゴ即乗りがメインだ。
即乗りイナゴの余計なエントリーやホールドのせいで気を取られ、メインの手法に悪影響が出てしまっては決めたことに反してしまう。
監視銘柄の数も最小限に留めることを意識し続ける。
やりぬくべきは即乗りスピード勝負だ。
イナゴトレーダー、ツイッタートレーダーとなり、実際の戦績はどうなっていったのか・・
30万円台で迎えた11月後半だったが、すぐに100万円台に乗り新スタイルに手応え充分。自信も湧きメンタルはここで完全復活!
やはり、余計な大負け予備軍トレードを封印し、勝率が高くスピーディーに効率良く稼げるイナゴトレードに集中するというのは理にかなっていた。
そして時間効率がとても良いため、チャンスが多ければ少ない資金からでも爆発的に増やせる可能性があると感じた。
むしろ、ホールド時間が短いトレードになるため小回りの利く小ロットの方が断然有利となるのだ。
弱小小資金トレーダーの味方、イナゴトレード・・・。
しかしイナゴトレードがそんな簡単に勝ちまくれて大負けのリスクが低いのかというと、必ずしもそうではない。
3年前のMジョーダンから始めたイナゴだが、殿様イナゴという存在は盛者必衰、旬な時期というものが必ずあるのを身に染みて理解していた。
一時期はその人が新銘柄を煽れば爆上げ必至だったのに、だんだんともしくは突然人気がなくなってしまうのだ。
大口の短期イナゴ筋さんが新殿様イナゴ誕生を盛り上げて人気が集まったところで空売りネタに利用し始める流れで1セットなのでは?!と想像してみたことがあるくらいだが、この殿様イナゴ盛者必衰の謎の真相はわからない。
他にも、新たな有力な殿様イナゴを見つけたつもりになって積極的にイナゴしてみたもののハメコミに遭ってしまうこともあった。
銘柄を書いて煽れば急騰させることができる殿様イナゴの能力は無敵に近い。つまり誰しもが殿様イナゴになれるものならなりたいのだ。
殿様イナゴになるために自己演出を頑張る人がツイッターには多く存在した。
自分は殿様イナゴの器だと見せかけるようなそれっぽいことを書いたり、銘柄を当てまくっているように見せかけたり。
個別株掲示板にもそんな人はいたが、ツイッターにはさらに多くいるような気がした。
新たな殿様イナゴを探そうと前のめりに意気込んでいる俺は、リスクを恐れるよりも新たな可能性をすぐに取り入れることを優先してしまう。
案の定足元を掬われた。
少し調子に乗りすぎてしまったのだ。
100万円オーバーまで行った後、11月末には再び株資金は41万円まで減ってしまった。
イナゴトレードとて一筋縄で勝ち続けられるほど甘くないということを痛感した。
しかし手応えはある。
前のめりになりすぎていた部分を修正して慎重にやっていこう。
新しいものは検証を充分にやる。
今モノにできているチャンスについても欲張りすぎず、のめりこまず油断せずにやる。
株口座残高41万、12月の巻き返しを誓う!