株で4回も億をつかんだものの、4回とも破産に追い込まれた男の記録です。

4回億
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小説本編 第51話~60話

第53話 12月前半 盤石の闘い

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盤石のイナゴ環境と複数の激アツテーマが重なりチャンス豊富な2015年12月の地合い。

チャンスが多いことからキャッシュポジション優先の素早い利確と損切りでリズム良いトレード。

多くのことが噛み合い始めていた。

 

前回のお話はこちらです

第52話 復活の狼煙

2015年12月。 株口座残高は41万円。 俺の中で歴史的な月となる1か月が今ここに始まる!   前回のお話はこちらです 材料株イナゴと空前のテーマ株相場 11月に得たイナゴ環境を整理して闘 ...

溢れるテーマ、溢れる関連銘柄

当然のことながらメンタルも最高だった。

勝率が良い上に1つ1つの勝ちが大きい額。

そしてそれが毎日何度もある。

手を緩めず毎日積極的に攻めまくる。

絶好調で攻めまくっていると最後は調子に乗って大負けを食らうのがお決まりのパターンだ。

8月にゲーム銘柄に惚れこんでブッコミ大勝負をして失敗して崩れ始めたのが良い例だ。

しかし今回は違う。

新イナゴ環境やテーマ相場によりデイトレチャンスが膨大にあるため、1つの銘柄に惚れ込んでブッコミ勝負をしてしまうことが発動しない。

 

12月の前半は毎日全く同じようなメンタルとトレードで着々と且つ急速に利益を積み重ねた。

 

フィンテック、ドローン、民泊など複数の大テーマが同時発生していたと書いたが中でもフィンテックのテーマが大きかった。

さらにその中でも、翌年仮想通貨取引所で有名になる未上場のT社(仮想通貨取引所Zを運営)という会社の存在だ。

その会社と社長の名前は、フィンテックという言葉と共ににわかに知られ始めていたが、12月初旬にとある上場企業I社との業務提携を発表した。

するとその上場企業の株は、発表前250円だった株価が半月後には986円にまで達することになった。

 

T社との提携がそんなにインパクトがあることだということをあらかじめ予測できなかった俺はそのI社の4倍増となる株価上昇に乗ることはできなかった。

ではなぜT社の存在が俺にとって大きかったのか。

それはT社がその後も立て続けに上場企業との業務提携を発表していったからだ。

最初のI社を含め、12月中に4社もの上場企業との業務提携を発表していった。

一発目のI社の株価上昇が続く中での次なる発表のため、次からは迷わず飛び乗れる。

みんながそう考えるから株価も一気に上がっていく。

しかもその全てがザラバ中の時間での発表だったため、絶好の材料イナゴチャンスがあと3回あったということだ。

 

このチャンスを俺はしっかりと取ることができた。

I社の上昇には乗れなかったが、その時に一番速く材料ツイートしていた人を探し出してフォローした。

一番速かった人以外にも数人フォローしておいた。

それがその後の3つの業務提携材料発表時に活きたのだ。

 

フィンテック関連銘柄というテーマはこの未上場T社関連の材料での急騰が目立ったが、その印象が追い風となってか、それ以外のフィンテックに絡む材料が出た銘柄も即座に迷わず買われた。

 

超人気テーマになったばかりのころは、T社との業務提携材料などを中心に、フィンテック関連銘柄というテーマ株になったと認められれば数日間上がり続けた。

 

超人気テーマとして認められて数日が経つと、人気の殿様イナゴ達がここぞとばかりに「この銘柄もフィンテック関連銘柄と言えるのではないか?」というツイートをし始め、その銘柄は1日か2日上昇した。

 

そして盛り上がりの終盤になると、多くの会社が「フィンテック研究室を新設しました」など、自社の株価上昇目的で強引に材料を作って発表をやってきてるのではないかと思われたほどに関連銘柄が大量発生した。

フィンテック関連銘柄のバーゲンセールだ。

さすがにそれほどに関連銘柄が出てきては資金も分散してしまうし市場が飽きてしまったような感じになり、株価上昇は1日ももたなくなった。

しかし少なくとも一時的には急騰する。実際そんな材料発表でもイナゴトレードのネタとしてはしっかり機能した。

 

関連銘柄があまりに急激に増えてテーマとして過熱しすぎたこともあり、ピークを過ぎ熱が冷めていくのも速かったように感じる。

ただピークを過ぎて爆発力を失ってもテーマ株としての存在感はすぐには消えない。本命銘柄はフィンテック絡みのニュースが報じられるたびに何度も株価上昇が仕掛けられた。

 

そしてテーマ株本来の爆発力は他の2つの旬なテーマでもキープされた。ドローンと民泊だ。

さらに小さなテーマでいうとPM2.5のニュースもたびたび報じられてその関連銘柄に乗って稼ぐことができた。

 

どれもが株式市場だけでなく世間一般に大きく取り上げられて話題になっていた。

フィンテック、ドローン、民泊、PM2.5、毎日何かしらの話題がテレビや新聞やネットニュースに取り上げられ、日替わりのように株式市場のテーマ株のように盛り上がった。

 

そんなわかりやすいテーマ株相場が到来したので、イナゴトレードを優先しながらもテクニカルでのテーマ株トレードも再開するようになっていった。

イナゴトレードで利益を積み重ねながらもイナゴ以外のテーマ株トレードでも勝ち続ける、テーマ株トレードは元々得意な上に今は一番やりやすいとも言える地合いだったから当然かもしれない。

 

 

そして12月中旬過ぎ、ついにお決まりの行動が発動する。

色々うまく行き資金が増えてきた時に必ず発動するアレである。

 

ブッコミスイングトレードの復活だ・・・

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株エヴァンジェリスト
新生ジャパン

兄側のノンフィクション小説も連載中です
株で億り人になった弟を持つ男
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