株で4回も億をつかんだものの、4回とも破産に追い込まれた男の記録です。

4回億
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小説本編 第71話~80話

第76話 銘柄Aとの闘い

投稿日:

2015年12月41万資金スタートから5か月あまりで利益1億円達成。

そこからたった1か月あまりで7000万円の損失。

しかし長く持ち続けた負の要素、Sティアをやっと売ることができた。

中期スイングなんて俺なんかがやるべきじゃなかったんだ。

ここからやっと・・・

・・・もっと長く持っている銘柄Aがまだ残っている。。

今まで語ってこなかった銘柄A。

こいつを語るには少々時間がかかるのだ・・

 

前回のお話はこちらです

第75話 二度あることは三度ある

バイオベンチャー上場相場の最後、5Gテーマでのミス、そして今回。 一気に増やすのもテーマ株だが一気に減らすターンもテーマ株。 逃げ足さえしっかりできれば良いのだが。。   前回のお話はこちら ...

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円高と銘柄A

銘柄Aは4月末に買ったとある新興銘柄だった。

俺が買った前からIRを連発し、買った後もIRを連発していた。

俺が買う前のIRは中国絡みの材料で大きく評価された。

3月末の株価約1000円から、4月中旬に3645円まで上がり、半月で3.6倍になっていた。

その銘柄Aが大暴騰の後の25日線まで近づく押し目を買ったのだ。

 

しかし最初から長く持とうと思って買ったわけではない。

他のスイング銘柄と同様に短期スイングのつもりで買った。

にも関わらず、長く持てば持つほどこの銘柄にこだわってしまい、売りたくなくなっていった。

 

こだわってしまった理由はいくつもある。

 

1つ目は、俺が買った後も材料を連発し続けたことだ。

実に週に1回のペースで次々とIRやニュースリリースを立て続けに出してくれた。

いつまた株価3.6倍増に大化けしたような大材料が飛び出してもおかしくない、そんな気になってしまうではないか。。

 

2つ目は、S村さんが超激推しし始めたことだ。

銘柄Bの時を見ていて「本当にすごい人だったのか」と頭に刷り込まれてしまっていた「経済評論家」のS村T生さん。

ラジオを毎週聴くようになっていて他にも個別銘柄の推奨で当てているのをいくつか聴いていた。

最近突然狼姉さんにプッシュされまくっていたことで影響力が増していたのかもしれない。

そんなS村さんが俺がたまたま自ら選んで持っていた銘柄Aを激烈推奨し始めたのだ。

株価が低迷し銘柄Aの含み損が膨れ上がってきた5月後半頃、S村さんのセミナーだか講演会があるということを知り、俺は足を運んだ。

一通りのタメになるお話を聞き、推奨銘柄なども聞いた。

銘柄Aの話題も聞けた。

そして講演が終わると個別質問をする人が小さな列を作っていたので俺も並んだ。

もちろん質問は銘柄Aについてだ。

単刀直入に「銘柄Aはまだ期待できますか?」

S村さんは自信満々に答えてくれた「銘柄Aはここから化けるよ」

期待通りの答えが返ってきて俺は満足して家路についた。。

バイオベンチャー上場相場の最中に投資顧問のセミナーに参加しCバイオの話を聞いて帰ってきて翌日から大爆益になった時を思い出していた。

銘柄Aは株価低迷中なのであの時のように勢いそのままに爆上げということはないはずだが、それでも心は躍った。握力は強まっていった。

 

しかし誰かの推奨銘柄を完全に鵜呑みにして中長期ホールドなんて俺はしない・・

そもそも1銘柄をこんな長く持つことなどなかった。俺は本来短期トレーダーだ。

この銘柄にこだわって長く持ったのにはそれなりの大きな理由がもう1つあった。

 

 

それがこだわった理由その3だ。

それは「決算」と「円高」だ。

俺が銘柄Aを買ったのは日足チャートでいえば材料で3.6倍になった後の25日線タッチの押し目。

その後すぐの5月13日に第一四半期の決算が待っていた。

俺は事前に過去1年分の決算を読み込み、業績の流れを確認し、特に3か月前の本決算での「今期展望」を読み込んだ。

元々ファンダ派トレーダーではなかったし慣れないことではあったが、決して自信のないことではなかった。もう10年もトレーダーをやっているんだ。

本決算時の内容は控え目そのもので、慎重姿勢を窺えた。

逆に言えば今期の第一四半期の数字はサプライズなものになるように思えた。

しかも最近材料を連発している。

良い数字と共に明るい未来を語ってくれるのではないかと期待した。

 

5月13日金曜日、強気で決算持越しを敢行した。

第一四半期の実績数値はとても良かった。

中間決算での上方修正は確実と思えるほどの素晴らしい数値だった。

しかも中間予想据え置きの理由が「円安による業績悪化を懸念」とのことだった。

もともと第一四半期決算での中間予想上方修正を行う会社は少ないので中間上方修正の期待をしていたわけではなかった。

しかし第二四半期単体の数字やそれを入れての中間決算の数値が良くないかのような控え目なコメントが目立った。

もともと3か月前の本決算での今期予想も同じような控え目の姿勢だった。その理由の1つにも「円安による利益下振れ」は書かれていた。

 

この「円安」を口実にした控え目なネガティブ予想、これこそが俺がこの銘柄Aにこだわり続けた理由だった。

この銘柄は円高の方が恩恵を受ける企業だった。

そして確かにドル円は去年2015年に向けてこの3年間で大きく円安に動いてきた。

 

しかしこの半年間、ものすごいスピードで円高方向に戻る動きをしていたのだ。

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新生ジャパン
プレナス投資顧問

兄側のノンフィクション小説も連載中です
株で億り人になった弟を持つ男
兄がデイトレで勝てない人のために手法やメンタルについて書いています。
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