株で4回も億をつかんだものの、4回とも破産に追い込まれた男の記録です。

4回億
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小説本編 第1話~10話

第2話 就職するまでの株の日々

更新日:

先輩からの話に思い立った俺は、すぐに証券口座を開設して早速株トレードに挑むことになる。

スロットで稼いだお金を軍資金にして30万円を用意した。

ネットで調べた上で最もポピュラーと思えた証券会社2つで口座を開いた。

 

前回のお話はこちらです

第1話 株を始めたきっかけ

大学4年、就職を3カ月後に控えた2006年1月、俺は株というものを始めた。 ちょっとしたきっかけから大きな決断というわけでもなく気軽にスタートした。 順調に進んでいた俺の人生をとんでもなく狂わせること ...

初めての株式トレード

思い立ったのが年末だったため、口座を開いて株トレードを始められたのは1月後半だった。

その間を利用して本屋へ行き初心者向けの株本や株雑誌を数冊読んだ。

株の本は本屋にたくさん置いてあった。

先輩に勧められたのがきっかけではあったが、

当時は株バブルのような状態だったらしく、テレビでも株の話が賑わっていた。

 

株の本は初めて知る内容に難しさも感じたが、初心者向けの本だったしワクワクの方が大きかった。

スロットも最初は難しかったし株もやってみれば簡単だろうと考えていた。

たびたび見ていた株のニュースや芸能人の株挑戦特番なども今までと違い真剣に観るようになっていた。

 

そんな中、1月16日のライブドアショックと翌日の株大暴落のニュースがあった。

まだ始めていなかったこともあるがそのニュースには正直ピンと来なかった。

世の中の株トレーダーに大きな衝撃が走っていたことを知ったのはかなり後のことだった。

実際株を始めた当初に売買していた銘柄は新興市場の会社の株ではなかったのでそこまで影響はなかっただろう。

 

大手ネット証券会社の口座を2つ開設した。

片方に30万円を入金して、知っている会社の銘柄を買ってみた。

ネットを通して買い注文や売り注文を出すだけで自分のお金が増えたり減ったりする。

スロットの延長だったとはいえ株のトレードは新鮮だった。

ドキドキワクワクが先行し、勝っても負けても楽しかった。

増えても減っても俺の株熱が冷める方向に向かうことは一度もなかった。

しかし一方、この株取引で札束を持ち歩くほど稼げるようになるのかは疑問だった。

それくらい1日の利益や損失の額は少ないものだった。

トレードができて株の値動きがある時間は9時から15時だが、1日家でパソコンを眺めていてもそんなに激しくは動かないのだ。

資金が増えていけば雪だるま式に増えていくのだろうが、このペースだと札束を持つ自分は想像できなかった。

自分にはまだ知識も経験も足りなすぎる、早く株の世界を知り尽くさなければ。

 

俺は上場会社に関する知識も、それぞれの企業が実際どのように動いてどのように利益を上げているかについても疎かった。

就職活動は人並み以上に動いて頑張ったが、途中からベンチャー企業を中心に見るようになり、その多くは当時はまだ上場していなかった。

なじみのある上場会社の名前はもっぱらゲーム会社だった。

当時はスマホがまだない時代だったので家庭用ゲームに関わっている会社だ。

 

しかし30万円で買える株は限られていた。

もっと色々な銘柄を買ってみたいと思った。

知る人ぞ知る携帯型ゲーム機の会社がそのゲーム機のヒットをきっかけに盛り上がり始めていた。

実際その会社はその後の新型家庭用ゲーム機のヒットも重なり2007年の年末には7万円まで値上がりするのだが、2006年1月当初の株価は15000円で、株を買うのは100株単位のため150万円の資金が必要だった。

その会社の株を買うのは夢物語だが、それでも30万円の資金では買える銘柄が少なすぎた。

 

そんな中、俺は信用取引というものを知った。

株を買うには、

自分の資金の範囲内で株を買う現物取引

30万円の元手で100万円分の株が買える信用取引

の2種類があることを知った。

なるほど!これが資金が雪だるま式に増えていくカラクリだったのか!

買える銘柄の選択肢が増えることよりも、ハイリスクハイリターンのレバレッジの存在に辿り着けたことに歓喜した。

この信用取引を使えばあの銘柄もこの銘柄も買える!ゲーム機のあの会社は買えないけどそれでも充分だ!

そして勝って資金が増える時は今までの3.3倍速で増えていく!

完全に一石二鳥!

 

信用取引の説明にはハイリスクであることが強く書かれていたが、今までゆっくりな動きを考えてもそれは全く気にならなかった。

今のままで現物取引を続けていても資金が雪だるま式に増えていく未来は見えなかった。

そんな俺に大きな希望の光が見えたのだ。

ハイリスクどんと来い。ハイリターンを取ればいい。

 

希望に満ち溢れた俺はすぐに信用取引をするために信用口座を開こうとした。

今までの遅れを取り戻すためにも即行動が必要だった。

しかしここで大きな壁にぶち当たることになる。

株の世界、そんなに甘くなかったのだ。

 

信用口座を開くには審査が必要だったのだ。

その審査内容は明確ではないものの、

投資経験歴

資産

仕事

勤務先

年収

といった項目が並んでいた。

株歴1カ月にも満たない年収もない俺が審査に通らないのは明らかだった。

色々調べてもみたが、信用取引を始めるのは就職するまではあきらめざるを得なかった。

 

それまでは練習期間、準備期間だ。

就職と同時に俺の株人生は大きく花開く!

就職を2カ月後に控え、初めて就く仕事に対する期待や不安そっちのけで株で頭がいっぱいだった。

兄側のノンフィクション小説も連載中です
株で億り人になった弟を持つ男
兄がデイトレで勝てない人のために手法やメンタルについて書いています。
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-小説本編, 第1話~10話

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