株で4回も億をつかんだものの、4回とも破産に追い込まれた男の記録です。

4回億
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小説本編 第21話~30話

第22話 致命的欠点の呪縛から解放

更新日:

信用無限回転から俺が受けた独特な恩恵とは。

センスがなさすぎるブッコミデイトレーダーすら救ってくれたルール改正とは。

 

前回のお話はこちらです

第21話  アベノミクスと信用無限回転

2012年12月、2009年から続いた民主党政権が幕を閉じ自民党の安倍政権がスタートする。 アベノミクスの到来だ。   前回のお話はこちらです。 アベノミクスで株式相場はお祭りに アベノミク ...

株のレバレッジ取引の過去と現在

2012年までの行動を振り返る。

 

まず、朝一で300万円分買った銘柄が確信通りに順調に上がっていった場合。

本来の資金の3.3倍ものレバレッジをかけて買っているから資産残高が増えていくスピードはものすごいのだ。

やはり当たった!今日はこの銘柄に勝る銘柄はない。今日一番のヒット銘柄を引き当てた。確信はさらに深まる。もう有頂天だ。

そんな中この銘柄の勢いが一旦止まるとする。

株価の上下の波を痛感してきたのだから本来ここで一旦売るべきだ。

次は下げの波が来る可能性が高いからその下げの波が終わるころに買い直すのがベストだ。

もしくはこれから上がり始める他の銘柄を探せばいい。

しかしここで一旦売ってしまったら次にもう一度買い直す時は信用では買えないのだ。

今利益確定して増えた分の現金を合わせても100万円前後くらいの分しかその株を買い直すことはできないのだ。

そしてもちろん他の銘柄を買う場合も信用余力は使えず同じく100万円程度の現物余力を使ったトレードしかできない。

俺の頭の中は当然こうなる。

「この銘柄を300万円分のまま持ち続けることが一番良いパフォーマンスになるのではないか」

一旦下落の波が来るかもしれないがその後高値をさらに超えていくような気がする。

一旦勢いが止まったように見えるものの、すぐにまた上昇の勢いを取り戻すかもしれない。

確信を持ってフルレバレッジで買いそれが当たると、確信が深まりすぎてその銘柄の強さや勢いに惚れこんでしまうのだ。

 

次に、朝一で300万円分買った銘柄が読みが外れて下がっていった場合。

上がっていく時に資産残高が一気に増えるのと同様、フルレバレッジの効果で資産残高はどんどん減っていく。

朝始まる前は90万だった残高がわずか数十分で80万円を割っている、なんてことも頻繁にあった。

これは予想を外してしまった。読み間違えてしまった。上がるどころか下げの勢いが激しい。

順張り脳の俺は、下げの勢いが強いとこの後更に下がるのではと考えるトレーダーだった。

だから俺は下げてる途中の銘柄を買うことはほとんどなかったし、デイトレ時は下げ続ける銘柄は持ったまま放置することは避けるようにしていた。

だがしかし、このブッコミ癖が発動している時に限ってはその思考が停止してしまうのだ。

10万円も負けているこの状況でこの銘柄を損切りで売ってしまえばこの後は80万円の現物余力のみで闘わなければならない。

300万円の信用フルレバレッジ余力で10万円負けた後にたった80万円の余力で10万円取り戻すのは至難の業だ。

この損切りは朝のたった数十分でその日の負けが確定してしまうことを意味していた。

今日勝ちに持っていくためには今持っている300万円分の株が復活して切り返してくれるこを祈る以外に道は残されていないのである。

その思考の結果、ダラダラと最後までその銘柄を持ち続けるだけで終わってしまうことも多かった。

持ち続けてしまったことによって10万円の負けでは済まずに15万円、20万円と損が膨らんだことも頻繁にあった。

 

まとめるとつまり、その銘柄が読み通り上昇しても読みに反して下落しても売る判断を躊躇してしまうのだ。

本来すぐに売るべきと頭の中ではわかっている局面でもブッコミ癖発動時にはその判断が鈍ってしまい実行できない。

そしてそのブッコミ癖はかなりの頻度で発動していた。これでは勝ち組になれるはずもない。

間違いなく絶対に直さなければいけない致命的欠点だった。

 

 

さあ、これが2013年の信用無限回転を迎えてどう変わったか。

 

信用余力めいっぱい使ってブッコミで買った300万円分の株を一旦売っても、すぐにまた300万円分の株を買うことができるのだ。

 

予想通り上がり爆益になった場合も、勢いが止まったと見えたら迷わず一旦売ればいい。

その後また勢いがついてきたと見えたら買い直せばいい。

もしくは下落の波が終わってまた上昇の波が始まると見えたら買い直せばいい。

いつでも、すぐにでも、同じ株数を買い直せるのだ。

 

同じ株数どころか、今度はもっと多い株数を買うことだってできる。

資産残高が90万円から100万円に増えたら信用余力は300万円から333万円に増えているのだ。

今までは333万円として復活するのは翌日のことだったが、信用無限回転ではすぐに333万円の信用余力が反映される。

当日は減るだけの一方向だった信用余力というものが、逆に増えてしまう、なんと素晴らしい信用無限回転。

 

朝ブッコミで買った銘柄が下がってしまった場合も同じだ。

順張り脳の俺がまだまだ下がってしまいそうだと直感しているのだから素直に売ればいい。

ハズレを引いてしまったのだから諦めて次のチャンス・次の銘柄を探せばいい。

資産残高が80万円に減ってしまっていたら信用余力は270万円程度だが、それでも当日挽回するには充分な余力だ。

その日のうちに違う銘柄に270万円をぶっこんで負けを取り返すことが可能なのだ。

もちろんこれは第二の悲劇を生むこともある。270万円の勝負でまた負けてしまった場合、そしてその次も負けてしまったら・・・

実際後に俺も経験することになるのだが、1日のデイトレードで資産を半分にしてしまうことも可能にしたのが信用無限回転でもあった。

しかしこの時の俺にはメリットでしかなかった。大きな恩恵でしかなかった。

 

長年の致命的欠点だった大負け要素を、自分の改善努力無しに一発で解決してくれたのだから。

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新生ジャパン
プレナス投資顧問

兄側のノンフィクション小説も連載中です
株で億り人になった弟を持つ男
兄がデイトレで勝てない人のために手法やメンタルについて書いています。
デイトレで勝てない人のためのブログ

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