株で4回も億をつかんだものの、4回とも破産に追い込まれた男の記録です。

4回億
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小説本編 第21話~30話

第26話 トレード環境と生活環境

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2013年になり俺のトレード成績は大変化が起こり始めた。

それに伴いトレード環境も変化を続けたが、それ以外にも仕事やプライベートの生活環境も少しずつ変わっていった。

 

前回のお話はこちらです

第25話 勝ち負けジェットコースター

過去最大のペースの大負けとなった前半。 額の大きな勝ち負けの激しい殴り合いになった後半。 最後に270万円勝ちなんとか150万円でフィニッシュ。 そんな波乱万丈の2月を終え、3月を迎えた。 アベノミク ...

進化していくマルチモニター

まず俺のトレード環境の話と言えばモニターの話だ。

4画面になりますますマルチモニターの優位性を確信していた俺は、次第に欲が出る。

お祭り状態でほとんどの新興銘柄が上がっていくから監視しておきたい銘柄が溢れかえり自然と画面がもっと欲しくなるのだ。

 

1月で大爆益を得ることに成功し、迷わずパソコンを追加購入した。

少し高めのノートパソコンを買ってみた。そのパソコンには2台のモニターに繋ぐことが可能だという。

スペースの問題もありとりあえず1台のモニターを買い、ノートパソコン画面と合わせて6画面環境になった。

やはり有利だった。画面が増えれば増えるほどチャンスは広がる!

すぐに6画面のトレード環境を使いこなすようになり、すぐにまた画面が足りなくなった。

あれも見たい、これも見たい。監視体制のアイディアは尽きなかった。

とりあえずもう1台モニターがあれば簡単にノートパソコンから繋ぐだけで1画面増やすことができる。

 

しかし住まいは相変わらず家具家電付のワンルームマンションだ。

寝る場所はロフトだったので充分に確保されているが、それ以外のワンルームスペースは完全にパソコンとモニターに支配されている。

7画面目はマンション備え付けのテレビをモニターとして使用することにした。

ワンルームなのにその1部屋が完全にトレードルームのような状態になっていた。

2人で食事することすら窮屈な状況になり、付き合っていた彼女からは不満が上がった。

 

彼女とは1年半前の2011年から付き合っていたが、2012年の株も仕事の収入も行き詰っていく中精神的に支えてもらった。

常に株に夢中ではありながらも、その彼女とは週に1度くらいのペースで会っていた。

俺の仕事は平日休みだったので仕事が休みの日に彼女は休みを合わせてくれ、俺も株を午前中で切り上げて彼女との時間を作った。

午後から家に遊びに来たり、出掛けたりした。帰りは家まで送った。

しかしその関係もまたもや株により崩れ始めることになる。

2013年の怒涛の株生活がスタートし、俺は株を優先したのだ。

「大チャンスの時期が来ているからしばらくなかなか会えなくなるかも」

代わりに夢のある話もした。

「1億円行ったら近くて豪華な家に引越すよ!プレゼントもするから考えといて」

彼女は喜んでくれたが表情は曇っていた。

その後実際ほとんど会わなくなり、電話やLINEでも会話は短くなっていった。

彼女の気持ちが離れていくのはわかったが、ここで株の闘いを緩めるわけにはいかない。

俺は仕事を辞める決意を固め、彼女にもそう伝えた。

 

仕事は土日を中心にそれなりにしっかり続けていた。

収入も気持ちも完全に株モードだが、もはや営業成績に比べ割高とも言える基本給を与え続けてくれる会社への恩もあった。

土日だけでもしっかり営業を頑張らねば。

しかし頑張っても給料が増えるわけではない。

株トレードの途中に営業先の客から電話が鳴ることも多い。

一銭のお金にもならない電話対応をしている間に株で数十万円損していたりする。

月18万円の基本給ですら株の数分の動きで動いてしまう状況だ。

そうなるとその基本給をもらい続けることに対しても申し訳なさが増してくる。会社からしたら確実に赤字なのは今までの完全歩合の時の営業対価からわかりきっている。

彼女との時間を作るという意味合いが決め手となり、近々仕事を辞めて再び専業トレーダーになることを決意し、優しすぎる上司にも伝えた。

 

 

トレード環境の話に戻る。

モニター環境以外にも以前とは変わった点が1つあった。

多くのトレード仲間ができたという点だ。

きっかけはMジョーダンだった。

2012年の2月ごろから頻繁にチェックしていた匿名掲示板のMジョーダンスレで、匿名ながら意気投合した人達で連絡先を交換し合い、スカイプというものを使いチャットすることになったのだ。

7人くらい集まり、株歴などの自己紹介をした後はMジョーダンスレで繰り広げられていた話題を引き続き語り合った。

ちなみにDという名前はその時の自己紹介の時に付けられた名前だ。

スカイプのIDの頭文字がDだった、それだけの理由だ・・。

Mジョーダンの存在は消えていってしまったが、その後も情報共有やその他の株の話について語り合う仲間であり続けた。

兄以外に株の話をできる貴重な存在だった。

アベノミクス相場が到来することをいち早く予言してくれた人もいた。彼らから色々な知識を学ぶことができた。

その後も掲示板などを使いメンバーを増やしたり、抜けていく人もいた。

 

また、使っている証券会社に、トレーダーのランキングのようなものがあった。

参加希望者のみだが、その証券会社でトレードしている人の月ごとの資産増加額と資産増加率をもとにしてランキングが作られるのだ。

俺も2月から参加してみて、2月は9740位・・・でも3月は14位をとることができた!特に賞品とかはなく自己満足ができるにすぎないが。

それでもそこにブログのリンクを貼りつけることができて、ブログを見にきてくれる人は大幅に増えた。

トレード内容や収支をブログに全て書いていたため、多くの人に見てもらってると思うとトレードに対するモチベーションは自然と上がった。

 

 

そんな環境の中、アベノミクス相場での闘いはまだまだ続いていく。

1月~3月と激しすぎる資産ボラティリティで推移してきたが、4月のジェットコースターはこれまでとは比較にならないほどの異次元のものとなる。

初日から最終日まで決して目を離すことのできない怒涛の闘いの日々がいよいよ始まる・・・

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兄側のノンフィクション小説も連載中です
株で億り人になった弟を持つ男
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